互換性
メッセージ互換性
SINETStreamがブローカに送信するメッセージフォーマットには世代があり、現在はバージョン3(V3)が使われている。
- V0: アプリケーションのデータを無加工で送受信
- V1: メッセージ暗号化
- V2: タイムスタンプを付加
- V3: メッセージフォーマット番号とメッセージ暗号鍵のバージョン番号を付加
メッセージのフォーマットバージョンと対応するSINETStreamのリリースの関係は以下のとおりである。
フォーマットバージョン | 対応するSINETStreamリリース | 暗号化 | タイムスタンプ | 暗号鍵変更 |
---|---|---|---|---|
Version 0 | 〜0.9.5 | No | No | No |
Version 1 | 0.9.7〜1.0 | Yes | No | No |
Version 2 | 1.1〜1.8 | Yes | Yes | No |
Version 3 | 1.9〜 | Yes | Yes | Yes |
基本的にReaderとWriterは同じメッセージフォーマットを使用しなければならず、 異なっていた場合はメッセージを受信したReaderが例外を発生するかデータ化けを起こす。
Writer \ Reader | V0 | V1 | V2 | V3 |
---|---|---|---|---|
V0 | Yes | No *1 | No | No |
V1 | No *1 | Yes | No | No |
V2 | No | No | Yes | Yes *2 |
V3 | No | No | No | Yes |
- *1 V1側が暗号化を無効にすれば通信可能
- *2 V3 ReaderがV2ダウングレードを許可していれば通信可能
メッセージフォーマットの技術的詳細は メッセージフォーマット を参照のこと。