広域データ収集・解析プログラム開発支援ソフトウェアパッケージ
「SINETStream」1.7版公開のお知らせ
国立情報学研究所 クラウド基盤研究開発センターでは, モバイル網をSINETの足回りとして活用するSINET広域データ収集基盤を利用するアプリケーションの開発者を支援するために, 広域データ収集・解析プログラム開発支援ソフトウェアパッケージ「SINETStream」を開発しています.
この取り組みでは,本パッケージの提供するAPIを利用することにより, SINET広域データ収集基盤を介したデータの収集・蓄積・解析を行うプログラム開発を容易にすることを目指しています.
この度,SINETStreamの1.7版を公開いたしました. 1.7版で新たに追加された主な機能等は以下の通りです.
- SINETStream Java版およびPython版にメッセージ圧縮/解凍機能を追加
SINETStreamで圧縮/解凍機能をサポートすることで,選択的に データ通信量を低減することができるようになりました. - SINETStream Java版およびPython版にAmazon S3互換オブジェクトストレージ用のプラグインを追加
メッセージブローカを設定することなく,Amazon S3およびS3互換 ストレージ(MinIO他)にメッセージを直接格納できるようになりました.
参考:NII学術情報基盤オープンフォーラム2022「SINETStreamの概要、アップデート」
https://www.nii.ac.jp/openforum/upload/20220601PM_Cloud2_03.pdf
本パッケージが,SINET広域データ収集基盤を利用したデータ解析環境構築等のお役にたてれば幸いです. 本パッケージのご利用やご質問については以下をご参照ください.
SINETStreamサイト:https://www.sinetstream.net/
問い合わせ先:
国立情報学研究所 クラウド支援室
cld-office-support@nii.ac.jp